M2Z-01
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M2Z-01伝説
その始まりは2005年春、HONDA リード50(AF20)の整備中のことでした。
整備のために外装を剥ぎ取った姿を眺めていると、限りない可能性を発見しました。
そのままフレームを切断、延長、溶接などの加工を施し、アメリカンスタイルにカスタム。
その姿を眺めていると、さらなる可能性に気づき、そのままハリボテ外装を取り付け、
誕生したのが当店店長の趣味と迷走のみでできたカスタムバイク『Python』パイソンでした。
『Python』は直訳して“蛇”長く、低く、と言う意味でのネーミングです。
画像/バイクショップQuick『Python』開発モデル
進化1
その後、50ccのハリボテではちょっと・・・。と言うことで、製作したのがホンダ リード90(HF05)ベースの 『Python901』。
外装にはFRPを用い、フロントスクリーンには大型プラスチックスクリーンを装備。
リアには、原付バイク初のユニットスイング式リアサスペンションからなる寿命や性能を全く無視した排気系
“フレーム固定式ジョイント連結マフラー”を開発しました。遊びの範囲内としてはなかなかの出来で、
周りの方々にも好評(失笑?)でした。
当時、大阪日本橋や当店周辺にも良く出没していたので、見かけた方は多くいると思います。
また、『Python901』のネーミングの由来は“パイソンの90cc”の”1号”でした。
何故リード50or90を選択したのか?答えはシンプルです。
先ず、極めて低く頑丈なアンダーボーンフレームを有し、フロントサスペンションが鋭角キャスターでも
耐えられる構造の“ボトムリンク式”な為です。
※フレーム固定式ジョイント連結マフラーの画像は、恥ずかしくてアップできません。すみません。
進化2
そのまま数ヶ月が過ぎたある日、“フレーム固定式ジョイント連結マフラー”のあまりの性能の低さに嫌気がさし、
エンジン周りのチューニングに着手しました。
それまでのビジュアル重視のマフラーレス仕様から一転、本格的な排気効率&ハイデザインを考え抜いた末、
現在のマフラー形状を開発しました。
当時、車体開発中の頃には宣伝のために『Python901』に『M2Z-01』のステッカーを貼り、さらに試作の『試』の
カッティングを貼り、SS1/32マイルに出場したり、街中走行して遊んでいました。
画像/バイクショップQuick『Python901』プロトタイプ
進化3
本格的に『Python901』開発に着手。
遊びとして製作した『Python901』に、私自身の元設計技師としての知識と経験、各業者様の技術と協力により、
開発を本格化し総額1,000万円近い金額を投資。
また、ネーミングを変更し、『M2Z-01』の名で某メーカー様より販売開始!!
そのできは、フレーム、全外装の再削り出しし、スクリーンから細部パーツまでほぼすべてを再設計&見直し、
ショーモデル並みの非常に完成度の高いものとなりました。
さて、ここで『M2Z-01』のネーミングの由来ですが、当店代表の私の名前が『松添(マツゾエ)』でして、
マーツーゾーエーと言うことで、M2Zとなり、01は、マツゾエの1号と言うで『M2Z-01』・・・。
単純なネーミングですが、今となっては胸を張って言えるネーミングです!!
簡単に説明しましたが、その道のりには並々ならぬ努力と汗と涙とド根性が有り、M2Z-01を創り上げるにあたり、
数々の業者様にお世話になりましたを、この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!!
M2Z-01仕様
形式 | M2Z-01(マツゾエ1号) |
外装(カウル) | FRP ファッションエアロダイナミクスフルカバードタイプ |
ステアリング | フロントカウル同時操舵型テレスコピック |
全長×全高×全幅 | 2,250×890×650(mm) |
軸幅 | 1,810(mm) |
最低地上高 | 120(mm) |
シート高 | 320(mm) |
乾燥重量 | 約96(kg) |
乗車定員 | 1(人) |
最小回転半径 | 約2,500(mm) |
エンジン形式 | HF05E 強制空冷2サイクル単気筒 |
総排気量 | 89(cc) |
内径×行程 | 39.0×41.4or48.0×49.6(mm) |
圧縮比 | 6.3 |
キャブレター形式 | PB11 |
始動方式 | キック、セルフ式併用 |
点火方式 | CDI式マグネット点火 |
潤滑方式 | 分離潤滑式 |
潤滑油容量 | 0.95(L) |
燃料タンク容量 | 5(L) |
クラッチ形式 | 乾式多板シュー式 |
変速機形式 | オートマチック(無段変速式) |
タイヤサイズ 前 | 100-90-10 |
タイヤサイズ 後 | 110-90-10 |
ブレーキ形式 前 | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式 後 | 機械式リーディングトレーリング |
懸架方式 前 | ボトムリンク式 |
懸架方式 後 | ユニットスイング式フレーム型式アンダーボーンフレーム改オリジナル |
主なドレスアップ(加工)部位
オリジナル外装へのフル交換 |
バケットタイプシートへの加工 |
ノーマルフレームの一部(ネック、エンジンハンガー)を除いてフル製作加工 |
ヘッドライトの交換移設加工 |
フロントウインカーの交換 移設加工 |
リアウインカーの交換 移設加工 |
ハンドル周りをアップハンドルへと加工交換 |
テールランプの交換 移設加工 |
スピードメーターの交換 移設加工 |
燃料計の交換 移設加工 |
エンジンスタータースイッチの交換 移設加工 |
追加予備スイッチの取り付け加工 |
リアサスペンションの加工 交換 |
メーター類交換のための電気系ハーネス改造その他、車体全体改造のために必要部分の電気系ハーネス改造 |
消音装置(マフラー)をM2Z-01専用設計特注チャンバーに交換 |
エアクリーナーをパワーフィルターに交換 |
前後タイヤサイズを限界ギリギリサイズまでアップ |
オイルタンクを特注オールアルミ・ワンオフ品に交換 |
“店主専用”『M2Z-01』の画像集
さらに改良を加えパワーアップしました。
・Quickオリジナルカラーに塗装
・各アルミパーツをメッキ加工
・センターコンソールにアクリル削り出しパーツを設置、裏からLED照射
・ヘッドライトをLED化&イカリング内蔵
・前後ホイールカバー内にレッドLED&フラッシャーストロボ内蔵で電気バチバチ感を演出
・限界までボアアップ!!※極限限界仕様にて過去に2回エンジンを焼いてます。
・駆動系を最適化
・メーター周りをデジタルに変更(速度、回転数、電圧などを表示)
・専用設計レザーシート装備
・専用設計フットシート装備
・前後ウインカーをクリアレンズに交換
・サイレンサーをカーボン製に交換
2012年のアメリカンカーフェスタのGooBike、カスタムバイクコンテストで堂々の優勝!!
右が店長で左のキャンギャルさん。このキャンギャルさん、この当時はタレントさんだったようです。